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パケットオブジェクト
パケットデータは種別によってデータ構造が違いますが、様々な種類のパケットを一元管理するための基底クラスです。
spTwePacket
はメモリ管理のためのスマートポインタです。std::shared_ptr
を用いています。
TwePacketクラスは、パケットデータのパケット種別の管理を行います。また、パケットデータの解釈を行うための仮想関数parse()メソッドを定義しています。パケット特有のデータ構造に基づく解釈やデータの保存等の取り扱いは、派生クラスに実装します。
デフォルトでは、未解釈状態として E_PKT::PKT_ERROR
で初期化します。
パケットの種別をE_PKT
型で返します。
パケットデータのバイト列を与えて、パケットデータを解釈する。
派生クラスで、そのパケットに対応するデータ構造を解釈するための実装を行います。
戻り値は E_PKT
型 で、成功時は解釈されたパケット種別を、エラー時に E_PKT::PKT_ERROR
を返します。
書式パーサー
書式パーサーは、IParserを基底クラスとして、書式ごとに派生クラスを実装します。
パーサーは、シリアルポートのように1バイトずつ入力されるデバイスを想定し、1バイト単位での解釈を行い、都度状態を遷移する状態遷移マシンとして実装されます。
アスキー形式のパーサー
アスキー書式の解釈を行うパーサーですが、TWESYS::TimeOut
クラスをベースクラスに持つことで、タイムアウト処理を行っています。
パーサーオブジェクトを生成します。
生成時のパラメータにmaxbuffsiz
を与えると、maxbuffsiz
をバッファサイズとして動的にメモリ確保して、パーサーを初期化します。
あらかじめ生成されたSmplBuf_Byte
配列bobj
を参照して、パーサーを初期化することもできます。
アスキー書式の解釈アルゴリズムを実装します。バイトの入力のたびにタイムアウトのチェックを行います。
書式出力を行います。s_Output()
メソッドを呼び出します。
vPutByte()
は、ストリームに対して与えられたバイトu8byte
をアスキー2文字で出力します。例えば0x9Aであれば"9A"という2バイト文字になります。
s_vOutput()
は、ストリームに対して、与えられたバイト配列SmplBuf_Byte
のバイト列をアスキー形式で出力します。
パーサーの基底クラス
パーサーオブジェクトに1バイトずつ電文を投入することで、電文系列を解釈する状態遷移マシンです。
パーサーに1バイト入力します。入力のたびにパーサーの状態が変化し、パーサーの解釈が完了するとstate()
がE_TWESERCMD_COMPLETE
に変化し解釈完了状態となります。
パーサーの状態を取得します。
パーサーの状態がE_TWESERCMD_COMPLETE
の場合true
になります。
パーサーで解釈済みのバイト列のデータ長を返します。
パーサーの解釈済みのバイト列にアクセスします。
パーサーの解釈済みのバイト列を格納した配列クラスSmplBuf_Byte
を参照します。
パーサーオブジェクトを用いて出力を構築する際に、データ列をコピーします。コピー元はSmplBuf_Byte
データ構造またはuint8_t*
型の先頭と終端+1ポインタの組み合わせです。
パーサーの解釈途中の内容を破棄し、新たな解釈を始めます。
IStreamOutをベースクラスにもつストリームオブジェクトに、書式出力します。
1バイト入力して解釈を進める仮想関数です。派生クラスにより実装されます。
バイト配列bobj
に格納されるバイト列に対応する書式をストリームp
に出力する仮想関数です。派生クラスにより実装されます。
パケット種別判定
パケットデータの解釈とオブジェクト生成
パケット種別定義
以下のパケットに対応します。
App_Wings の親機で出力されるアスキー書式に対応します。
パケットデータのバイト列を入力として、パケットの種別を判定します。また既に生成済みのオブジェクトの種別を返します。戻り値はです。
パケットデータのバイト列を入力として、パケット種別の判定と、種別に応じたオブジェクトを生成します。
事前にを用いてパケットの種別が特定できている場合はeType
を与えます。
戻り値はです。
状態名
値
状態
E_TWESERCMD_EMPTY
0
解釈前で、まだ系列のヘッダも認識できていない
1..0x7F
解釈中
E_TWESERCMD_COMPLETE
0x80
系列が正しく解釈できた
E_TWESERCMD_ERROR
0x81
系列の解釈にエラーがあった
E_TWESERCMD_CHECKSUM_ERROR
0x82
系列は得られたがチェックサムエラーだった
spTwePacketオブジェクトの参照
本関数はspTwePacket
オブジェクトをTwePacket&
として参照します。
この関数は、->
演算子や*
演算子を極力使用しない方針でライブラリを設定しているため、スマートポインタの参照を行うために用意しています。
上記の判定式を(pkt && pkt->get_type() == E_PKT::PKT_TWELITE)
と記述しても同じ判定が得られます。
名前 | 解説 |
PKT_ERROR | パケット解釈前やパケット種別が特定できないなど、TwePacketには意味のあるデータが格納されていない |
PKT_TWELITE |
PKT_PAL |
PKT_APPIO |
PKT_APPUART |
PKT_APPTAG | 無線タグアプリApp_TagのUARTメッセージを解釈したもの。センサ固有部分は解釈されずpayloadとしてバイト列を報告します。 |
PKT_ACT_STD |
PAL共通データ
PALは接続されるセンサーなどによってパケットデータ構造が異なりますが、DataPal
では共通部のデータ構造を保持します。
PALのパケットデータ構造は大まかに2つのブロックからなり、全てのPAL共通部と個別のデータ部になります。個別のデータ部は、パケットの解釈を行わずそのまま格納しています。取り扱いを単純化するため32バイトを超えるデータは動的に確保するuptr_snsdata
に格納します。
個別のデータ部は、PalBase
をベースクラスに持つ構造体に格納されます。この構造体は、TwePacketPal
に定義されるジェネレータ関数により生成されます。
u8pkt_type
が0
の時はPalDataInfo
データ構造が付与された形式となります。比較的複雑な情報を格納するための形式です。1
の場合はPAL基板ごとに決められた標準的な形式でデータが格納されています。
TwePacketAppIO
のデータ部分。
標準アプリ App_Twelite の を解釈したもの
のシリアル形式を解釈したもの
リモコンアプリ のを解釈したもの
シリアル通信アプリ のを解釈したもの。
のサンプルなどで使用される出力書式。
開閉センサーパル(MAG)のセンサーデータ
PALセンサー共通データ
PALの各センサーのデータ構造体はすべてPalBase
を継承します。センサーデータの格納状況u32StoredMask
の情報が含まれます。
派生構造体に定義されるSTORE_COMP_MASK
とu32StoreMask
が一致すれば、全てのセンサーのデータが適切に解釈され、格納されていることになります。
環境センサーパル(AMB)のセンサーデータ
動作センサーパル(MOT)のセンサーデータ
※ パケット間の各サンプルの連続性を確認するには、パケットのシーケンス番号の抜けが無いことを確認してください。
TWELITE CUE(CUE)のセンサーデータ
※ パケット間の各サンプルの連続性を確認するには、パケットのシーケンス番号の抜けが無いことを確認してください。
TWELITE ARIA(ARIA)のセンサーデータ
※ パケット間の各サンプルの連続性を確認するには、パケットのシーケンス番号の抜けが無いことを確認してください。
TwePacketActStd
のデータ部。 (書式はApp_UARTと同一でDataAppUART
型を流用しています)
TwePacketAppUart
のデータ部。
App_Twelite データ
TwePacketTwelite
のデータ部分。