Building
ビルド(コンパイル)について
開発環境は以下のリンクを参照ください。
最初に上記ライブラリに含まれるサンプルスケッチをビルド、書き込みを行ってください。
MWM5ライブラリは https://github.com/monowireless/mwm5 で配布しています。ソースファイル一式をダウンロードしてください。本ドキュメント記載時点に一致するバージョンは変更履歴に記載があります。
変更履歴にある zip ファイルをダウンロードして、開発環境の指定するlibraryディレクトリに展開するか、開発環境の「zip形式のライブラリのインストール」を行ってください。アンインストールはライブラリディレクトリを削除します。
- PS2Keyboard - http://www.pjrc.com/teensy/td_libs_PS2Keyboard.html esp32/PS2Keyboard.7z をライブラリディレクトリに展開してください。ビルド時に必要になります。 PS2Keyboard プロジェクトの成果物に対して 1) 日本語レイアウトのキーボード対応 2) カーソルキー等の取り扱いの微調整を実施しています。修正内容はソースコードを参照ください。
Windows10ではVisual Studio 2019でビルドを行っています。また MingW32 用のビルド定義も含めています。
以下が必要になります。
- make
- gcc9 (gcc-9, g++-9)
以下が必要になります。
- make XCodeに付随します。OS バージョンにもよりますが、ターミナルで make と入力すればインストーラーが起動します。
- gcc9 (gcc-9, g++-9) homebrew のパッケージをダウンロードして利用します。
macOS 10.15 (Catalina) では、clangを用いることも可能です。オプション
OSX_COMPILERTYPE=clang
を追加してmakeしてください。※ C++17 の filesystem ライブラリがバージョン依存になります。10.15以前ではビルドできず、またビルドしたバイナリを10.14以前で動作させることもできません。
以下が必要になります。
- gcc9 (gcc-9, g++-9)
- SDL2 開発者向けライブラリ (
libsdl2-dev
) SDL2 のライブラリやヘッダファイルは、ソースパッケージに添付していますが、依存ライブラリのリンクに必要です。
以下を参考にしてください
TWELITE_Stage アプリは examples/TWELITE_Stage にあります。M5Stackライブ ラリ導入後、このフォルダに対してビルドしてください。
- 1.プロジェクト MWM5.sln を開きます。
- 2.Sketch>TWELITE_Stage をスタートアッププロジェクトにします。 必須ではありませんが、デバッガを起動する際などにこのプロジェクトが選択されます。
- 3.Debug/Release のいずれかを選択します。
- 4.32bit/64bit のいずれかを選択します。
- 5.Sketch>TWELITE_Stage を右クリックしてビルドを選択します。
- 6.実行形式は msc\Release msc\Debug などのディレクトリに格納されます。
- 1.コマンドプロンプト、シェルを開きます。
- 2.make, gcc-9, g++-9 が動作することを確認します。
- 3.{ソースコードを展開したディレクトリ}
/examples/
{ビルドしたいプロジェクト:例 TWELITE_Stage}/build
に移動します。 - 4.make を実行します。
オプション | 内容 |
DEBUG_BUILD=1 | デバッグビルドを行います。デバッガを使用する場合に使います。 |
OSX_COMPILERTYPE=clang | clang でビルドします (OS X のみ) |
make のルール本体は {ソースコードを展開したディレクトリ}
/mkfiles
以下に格納しています。ファイル名 | 内容 |
mwm5.mk | コンパイルするファイルなどの定義 |
rules.mk | コンパイルのルール |
arch.mk | 実行OSの判定 |
arch_linux.mk | Linux用の諸定義 |
arch_mac.mk | macOS用の諸定義 |
arch_win.mk | MingW64用の諸定義 |
VSCode用のTWELITE STAGE 用のデバッガ起動定義(
.vscode/launch.json
)を含めています。環境に合わせて利用ください。{
"name": "(lldb/mac) TWELITE_Stage",
"type": "cppdbg",
"request": "launch",
"program": "${workspaceFolder}/examples/TWELITE_Stage/build/TWELITE_Stage-debug.command",
"args": [],
"stopAtEntry": true,
// "cwd": "${workspaceFolder}",
"cwd": "${workspaceFolder}/../MWSDK",
"environment": [],
"externalConsole": false,
"MIMode": "lldb"
}
stopAtEntry
は、main()
の先頭で停止する設定で false でも構わない。externalConsole
は、false
でないと起動しない。cwd
は、TWELITE STAGEの場合 MWSDKディレクトリを指定する。
最終更新 1yr ago